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カリフォルニアの光が作る影。
評価:
Cass Mccombs
Domino
¥ 790
(2011-04-26)

カリフォルニアの明るい太陽の光と温暖な気候。
でも、やっぱり光には影があるんだなーっと。



Cass McComsさんはカリフォルニア出身のSSW。
キャスマコームスさんと発音するのでしょうか。
デビューアルバムを4ADからリリースした後、
ドミノからアルバムを出しています。

そして、去年、2011年はアルバム2枚をリリースしてます。
その内の1枚、自身のアルバムとして5枚目のWit's endが凄い。
一言で言うなら凄い中毒性があるってかんじです。

ワタシは聞いた時はとても安心感を覚えてしまいました。
ちょうど気分にもよるんでしょうが。
1曲目のCounty Lineの静かで穏やかな出だしから、
始まるのですが、聞いててとても心地良かったです。

なんて、いうか。

やっぱり、人ってどこかで孤独で暗い部分を
持ってると思うんですよね。
それを否定して、そこを見ないで行くっていうのは
基本的にワタシはできないタチでして。
そうした部分とか、あとはやっぱりボーっと一人で
自分の心の中の揺らぎみたいなのを感じ取りたい時があるというか。
そんな時にこのWit's endがピッタリとはまると思います。

そして、キャスさんの思いの赴くままに音楽を作り、
それをそのままアルバムを出していくという姿勢。
レコードレーベルや会社が売るためにタイミングとか、
いろいろとあると思うのですが、そんなの関係ナシ。
ただ、俺の作った音楽を感じ取れるなら聞いてくれ、
そんな思いも、このアルバムに溶け込んでいるようにも思います。

ワタシ自身も、そんな音楽を生み出す剥きだしの感性を感じ取れるような
聞き手になりたいし、このキャスさんのような人達が作り出すような音楽
・・・心の襞(ひだ)に触れるような音楽に出会っていきたいものです。

いわゆる売れている、という音楽からも一線置いてるようなとこからも
一線置いているというな、カンジもしますね。
GirlsやAndrew Bird、Morning Bendersが
彼の曲をカバーしてるそうですが、やっぱりそんな姿勢に
どこか惹かれるんでしょうかね。

そんな訳で、安易に聞けず、聞く人を選ぶし、
一筋縄では行かないというアルバムです。
ただ、このアルバムの良さがわかると、
とことん、この音に浸れて本当にあっという間に
聞き終わった思いにかられ、また聞くために
コンポを再生してしまいます。中毒ですね。フフフ

まずはこの1曲目を聞いてもらえればなーって思います。


同じ去年出たもう1枚も聞いてるのですが、
うまくかけないんで。。。
あと、Wit's endの前のCatacombsも聞きたいなー。

Posted by riri-inu at 23:28 | music:CD | comments(0)

北欧のインテリア
評価:
Team Me
Universal
¥ 1,225
(2011-02-15)

風邪っぴき恩恵第2弾。
ちょっと寝すぎなので、これ以上寝ちゃうと夜眠れなくなるから
起きてないといけないし、かといって英語のお勉強するには
まだ回復してないんで、暇つぶしにブログ更新。

去年買ったTeam meのEP。いつだっけ?
タワレコでたくさんディスプレイされて
試聴したら良かったんで、買いました。
フォークをベースにしたちょっと可愛らしくて
キラキラした曲が入ってました。なかなか良かったです。
特に4曲目が好き。まあ、ちょっと眩しすぎて基本
ネガティブなワタシには気分に合わないこともありますが。

今年もブレンダンやムラーズの新作が出るっぽいし、
あ、ブレンダンは春に出るって決まってるんだけど、
新作で楽しみなのがこのTeam meもだね。perfume geniusも出るし。
まあ、最近追いついてなく去年のをまだまだ漁ってるんで
聞けるのはかなり後になりそうですがね。先越されれそうですが
まあ、しょうがないです。

デビュー作からの映像。北欧のインテリア、素敵だね。
いいなー、こんなオサレなお家に住みたい。
この曲はEPに入ってた曲よりも好き。
なので、アルバム楽しみ。


show me

Posted by riri-inu at 18:59 | music:CD | comments(0)

誕生日の憂鬱
評価:
Bert Jansch
Castle Us
¥ 6,822
(2002-09-03)

評価:
Bert Jansch
Castle Music UK
¥ 540
(2008-01-01)

風邪はなんだか、咳がヒドくなってて。
昨日、一晩中咳が止まらなくなって眠れず、、、
今日は会社休んでしまいました。
おかげで夜になってようやく収まってきました。
あんまり寝すぎると夜ダメなので、ベッドから出たり
入ったりしながら音楽聞きながら、TV見てました。
少しずつ元気になってきて、夜はこうして起きていられるように。

なので。

前からちょっとずつ書いてたものを手直ししてみました。

ワタシのような全く彼を知らない者が
こんなことを書くのは本当におこがましいんだけど。

ヤンシュが亡くなったのは、ちょうどジョブスの亡くなった日と同じなのかな。
イギリスとアメリカは時差があるよね。。。まぁ、影に隠れてしまったようだけど、
ツイッターでは、ヤンシュへの追悼のつぶやきが多くみられて
それ見て知ってワタシもビックリした。
癌の闘病中だったんだね。でも、亡くなる直前までライブ活動をしてたようです。
この人は生涯、ミュージシャンとして人生をまっとうしたんでしょうね。

ジミーペイジ、ジョニーマー、ニックドレイク、ニールヤング、バーナードバトラー
グレアムコクソンらが彼を敬愛していたという。音楽好きなら誰もが知ってる人達。
でもヤンシュが亡くなった事に関しては
ワタシの回りのどこのブログでも取り上げてなかった。
ミクシで唯一見かけたけど。ワタシよりも全然若い子。
それって不思議だなーと。
どこかで少しは話題になるかと思ったけど。なんか、それって寂しいなーって。
あまりにもひっそりとしすぎてる気がして少し悲しいなと。
ニックドレイクを辿って知ったワタシも
あまりバートを知らないんだけど、ニックドレイク聞いた後、
angie聞いたらカッコ良さに衝撃受けたからなー。
そして、情けないくらい音楽に詳しくないワタシが持ってるのは
自身の名前のタイトル作のたった1枚。

みなさん、Bert Janschのことをどう思ってるんでしょうか?
余計なお世話ですかね。。。

と、言う訳で。
今までどこかでヤンシュのことを思って記事にしてくれるかと
見てましたが、どうもそれもないようだし、CD WOWで
ちょうど前から見て気になってたワンコちゃんを抱いてるヤンシュの
ジャケのが800円という破格のお値段だったので買いました。
そして、非常におこがましいんですが、こうして書いてみようかと。

今のところ、フォークっぽいのが自分の気分に合ってるので。
とんでもない大物を聞いてみちゃったー、みたいなカンジで
あちゃーって思われる方いると思いますが、ご了承下さい。

まず1stを聞きなおしてみました。前に聞いたとおり、
静かに奏でられるバートの壮絶テクニックのギターと
声がヤンシュの深い深い静かな森へと連れて行ってくれるようです。
ワタシが生まれる前の音ですが、ギターと声だけで十分。
変わらない永遠のギターと声だけの素晴らしい世界。
ひたすらギターの音にじっと聞き入る、それだけです。
ニックドレイクが憧れたというギター。なんとなく聞いててわかります。
彼の紡ぎ出す素晴らしい世界がジワジワと心に染みてきます。
やはりギタリストとして語られることが多いと思いますが、ギターの音を一体化してる
彼の声もすごく素敵だと思います。時には切なく繊細に、ギターに合わせるかのように
高い声を出したり。Angieはやっぱり名曲ですね。


そして、下のはペンタングルと平行して作られたソロ5作目。
ペンタングルのメンバーをこちらでも入れて作られたということですが、
フォークを基調としたブルースというかんじでしょうかね。
奥さんのための曲、というMiss Heather Rosemary Sewellが
こういった曲の中にはさみこまれてるんですが、これが綺麗で繊細な曲。
8曲目のI am lonelyのフルートが心地良く、
その後の9曲目のPromised landのイントロのギターのカッコ良さまでの
流れがとても好きです。
聞いてると思い出すのはジェフのお父さんのティムバックリィ。
そんなちょっとアシッドなカンジもします。

まあ、彼の作品をいろいろと聞いておきたいものがありますが、
これから聞けたら集めていこうかな。気が長い話ですけど。

だって、ヤンシュとジョンレンボーンとか、ペンタングルに関しては
なーんにも知らないんですからねー。ワハハハ
そこから始めちゃうとS&Gとかも聞かなくちゃならないからね。
深い深い森に入って出れなくなっちゃうんで。


angie


poison


こちらはレイターでジョニーマー、バーナードと共演したもの。





ニックドレイク同様にもっと時間が必要なのでしょうかね?
それはちょっと残念だなー。
彼の音楽は、これからも多くの人の心を捉えていくと思います。

改めて、ご冥福をお祈り致します。

Posted by riri-inu at 18:55 | music:CD | comments(0)

夜明けの中へ宙返り。
評価:
Lior
Inertia Records
¥ 1,444
(2010-10-12)

評価:
Lior
Independen
¥ 2,059
(2005-05-25)

もういっちょ。
頑張ってみましたー。
また、しばらく記事を書けないかもしれないんで。

ま。とは言っても、反応無いし。どーでもいいんですがね。

なんと2005年からずっと
しつこく良い!と言い続けてはや何年か。
すっかり忘れてました、Liorくんの新作。
一昨年の10月くらいに出てたんですよ。

コチラコチラで、しつこく良い、良いと言い続けてきました。

そして、今回も良い!です。クオリティは全然変わりません。
今までのと比べると。
タイトルの「夜明けの中へ宙返り」って
いうのがなんとなくわかるような軽やかさがあります。
すごくポジティブというか楽観的な面が多少あるような。
前半はそんな軽やかさとロックぽさがあって
根底にあるLiorくんのメロディの良さとメロウな部分は
変わらないんですが、みんなで歌えるようなカンジで、
後半はグっと聞かせる本当に心に残るメロディ満載の曲という構成。

ここ日本ではほとんど注目されていないとは思うのですが、
本当に良い曲を書くSSWさんなので、知って欲しい聞いて欲しい、
と思います。
オフィにも書いてあるとおり、simple hook(心に残るメロディ)と
beautiful melody(美しいメロディ)を中核とし、声も素晴らしく
詞もビタースィートで傷つきやすいけど、しなやかさもある人の心の
2面性を基にしている、という、まさにそんなSSWさんです。

デビューアルバム当初はジャックのようなサーフ系と
言われていたんで、すごくそれが不満だったんだけど。
サーフ系よりも'60年代と'70年代にも通じるような普遍的な
SSWだと思うんですよね。

改めて、しつこくこのLiorくん、プッシュです。
で、再度、Liorくんについては。
生まれはイスラエルのオーストラリア育ち。
メルボルンをベースに活動するSSWさん。
去年オーストラリアからヨーロッパへと活動を広げてるみたいで
3−2−1っていう今までの曲を収録したコンピ盤を出して
ツアーも行ってる模様。

デビューアルバムのAutumn FlowのThis old loveとDanielは
今聞いても色あせない珠玉のメロディを持つ名作だと思います。


This old love


Daniel


I'll forget you
コチラは2ndから。
本当は大好きなheal meをペタリしたかったんだけど、できず。
こちらはzero7のSiaちゃんとデュエット。映像も素敵。


Tumbling into the dawn
新作から。

Posted by riri-inu at 17:40 | music:CD | comments(2)

理想的なコラボレーション。
評価:
King Creosote & Jon Hopkins
Domino
¥ 1,242
(2011-05-24)

評価:
King Creosote & Jon Hopkins
Domino Rec
¥ 1,138
(2011-09-27)

どうも。

お正月休みののんびりモードから一転、
残業しまくり、毎日の慌しい日々が戻ってきて、
緩みまくってた体はグッタリ。
すでに疲れきってます。

来週はノエちゃん来るしで更に忙しい一週間に
なると思うので気を引き締めていかないと。
1月で暇なはずなのに全然忙しい。
ああ。働くの、やだ。休み欲しい。。。

で。さっそく。

下↓のhead and the heartと共に買った
これまた素晴らしいアルバム。

King Creosote and Jon Hopkinsの「Diamond Mine」。

去年のマーキュリープライズでのノミネート、
Time紙でもベストアルバムに選ばれてるので
知ってる人は知ってると思いますが、
スコティッシュフォークSSWのキングクレオゾート
とプロデューサーのジョンホプキンスさんのコラボによって
生み出されたもの。




多分、ジョンさんはFour tetのリミクスや
CPの来日時にオープニングアクトとして、
の方が知られてると思います。

キングクレオゾートの方は。
Kenny AndersonさんというSSWさん。
スコットランドのFifeという町で
Fenceというレーベルを始めた時にキングクレオゾートとして
アルバムを出したことから始まってるようです。
ケニーさんの兄弟も同じようにバンドをしたりSSWだったりとで
ステージでも一緒にやってたりしてるようです。
その後、ケニーさんはドミノと協力しあってるようで、
自身のアルバムもドミノから出してるようです。

ジャケも素敵。地中に埋もれてたタイムカプセルから
セピア色の写真入りの手紙と地図をもらったような気分。
中身もジャケ同様に「見つけた!」っていう密やかな
宝物を発見した喜びを感じさせてくれます。

ケニーさんの優しくて穏やかな声とフォーキーな曲。
そのサウンドをジョンさんが一つ一つクリアかつ、
荘厳に響かせてて。
例えばピアノはジョンさんが弾いてるんですが、
そのピアノの音を効果的にかつケニーさんの声を
邪魔しないように響かせてて、アルバムの最初の曲の
「First watch」で言うと、ピアノの静かで荘厳な響きから
アコースティックギターの静かにつまびく音色が
聞こえて、そこからケニーさんの穏やかで
静かに歌い始めます。

とにかく聞いてて、すごーく癒されます。
いまだに、こういう滋味で地味な音楽をきちんと
生み出すUKの底力を感じます。

このアルバムを作る時は時間の制約とかもなく
作られたみたいなんで、そのおかげなのか
お互いの持ち味が存分に生かされてて、
本当のコラボレーションってこのアルバムで聞ける、
そんなことを改めて思い知った気がします。

その後、このコラボで「Honest words」っていうシングルを
限定で出してるそうです。まあ、去年なんでブツでの入手は不可能だろうと。
我ながら、本当に遅いんで、情けない。
あ、iTunesとかではDLできるんで、後で買おうっと。

そして。こちらの映像も凄く素敵。
犬好きなら絶対に気に入って頂けると思います。


King Creosote and Jon Hopkins/Bubble

ドミノでこのメイキングも見せてくれてます。

Posted by riri-inu at 13:03 | music:CD | comments(0)

アタマとココロ
評価:
Head & The Heart
Sub Pop
¥ 1,216
(2011-04-19)

新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

みなささんはどんなお正月を過ごされたでしょうか?


ワタシは年末年始は静かに過ごしてました。
やっぱり今年も体調優先で過ごすことになりそうです。
今日まで会社はお休みで、少し体も心もノンビリできたかな、と。

さて。

年末ギリギリに買ったこのアルバム。

すっごく良かったんで、年明けの始めの記事にしようって
思ってましたが、なかなかうまく書けないでいました。。。汗

まあ、知ってる方も多いと思うのですが。
本当に最近は音楽チェックがほとんど日頃できないので
こんなに遅くなって情けないんですが。



The head and the heartはシアトル出身のバンドで、
自主制作したこのアルバムがSUB POPに見初められて
去年の春ぐらいにサブポップから再リリースされたということ
らしいです。地元シアトルで人気でUSでは結構注目されてる
新人さんバンドです。

こういうタイプのっていくと近いのはFleet Foxesとか辺りかな?
Mumford and sonsとかも。
あ。あと、My morning Jacketのクリスマス用EPで一緒にやったり
してるようです。

試聴したLost in my mindを聞いて惚れましたー。
すごく良いです。これは、ワタシがグダグダ言うよりも
曲を聞いて欲しいなーと。百聞は一見にしかず。です。



The Head and the heart/Lost in my mind

この中に出る暗闇の中から見える街の明かり。
そんな風にホッとさせてくれるような、
そして思わず一緒に口ずさみたくなる曲。が、
このアルバムに詰め込まれてます。
歌詞はよくわからないのですが、Lost in my mindを
少し見てみると。多分。ワタシの勝手な妄想ですが
頭と心、どうもうまく結びつかないし、結局のところ、
なんだか、要領良く生きて行けないんだけど、
それでもいいから生きていく、そんなタイプのだと思います。
バンドのみんなが紡ぎ出す音、完璧すぎないコーラス、
時折、際立つピアノの音も人の暖かい温もりを感じさせてくれます。
やっぱり、いまもこういう音楽が根強く人気があるっていうのが
本当に嬉しいなーって。
フォーキーなバンドさん達、意外と根強く地道に去年も活躍してたから。
是非このバンドにも頑張って欲しいな。フジとかに来てくんないかなー。


新年はこんな素敵な曲が自分のブログに貼れるってのが嬉しい。



今年もこのバンドの名前の通りにアタマとココロが
メチャクチャにこんがらがってしまうことがたくさんありそうですが、
こんな素敵な音楽にめぐり逢うことを楽しみにしていこう、と思います。

まあ、亀なみのドン臭さも稚拙な文章も変わらないんですが、
気に入った音楽をこうしてブログに書けるのも
すごく幸せなことだと思ってるので、今年も頑張っていけたら・・・と
思っています。

Posted by riri-inu at 13:12 | music:CD | comments(0)

長い音楽の旅の途中
評価:
Beirut
Pompeii Records
¥ 1,478
(2011-08-30)

評価:
Beirut
Ba Da Bing
¥ 326
(2007-01-30)

来年早々、初来日をしてくれるbeirut。
楽しみですが、ようやく新作Riptideのことを
書けそうなので。まあ、まだ聞き込み不足ですが。
っていうか、年賀状書きたくないんです。


最初、聞いた時は以前の2枚のアルバムに比べると
グッと落ち着いたような印象を受けていました。
相変わらずのブラスバンド構成なんですが、
1stや2ndのものよりは、もう少し曲そのものに
・・・歌とかメロディに重点を置いたようなカンジというか。
ザックくんらしい、哀愁溢れる曲達ですが、ワタシ個人は
そこはかとなく感じる心に染みるような暖かさがあるような気がします。
そして、ワタシはこの滋味さ加減がとても好きです。
どんな時でも聞けて、心をまるっと掬い取ってくれそうな、
そして、下り坂一方の気分をグっと平常飛行に戻してくれそうな
気持ちにさせてくれます。

1stの場合の東欧、バルカンミュージックへの憧れ。
特にワタシはルーマニアとかの単語が思い浮かぶような。
行ったことないんですけど。で、この1stでともすれば
こういう民俗音楽を入れ込みすぎると単調になりがちなんですが
1枚を通して、すうーっと聞けて、むしろ逆にバルカン音楽への
興味をリスナーに湧かせるザックくんの才能の凄さを
うかがわせてくれてます。

2ndのフランスへの憧れ。
パリでの下町の活気溢れるような感覚やパリで見る夕焼け。
あと、随分前にパリにだけ行ったことあるんですが、
メトロ(地下鉄)のあの真っ暗な、そして、犬の尿臭い
通路で感じる何ともいえない、寂しさというか。
それを、悲喜こもごも溢れるアルバムへと昇華した
これまた、ザックくんの恐ろしいほどの音楽能力指数の高さ。

EP集のMarch Of the Zapotecはメキシコなんだよね?
メキシコとエレクトロニカはどう結びつければいいのやら。。。
何やら映画用の素材としてが、ピコピコ系へ発展したようで。
まだ、こちらは聞き込み不足なのでなんて表現すればいいのか
できずで。。。すみません。
ただ。1枚目はバルカン音楽だけど2枚目はピコピコのエレクトロニカ。
このアルバムだと2枚目のエレクトロニカが素敵。
バルカン音楽をピコピコにしちゃったら、はいエレクトロニカ。
ってカンジで、でも、心地良いピコピコ。円やかなザックくんの声が
心地良いピコピコになる重要な要素ですが。

そんなアルバムの後に出たRiptideの中に出てくる
Santa FeやEast Harlem。サンタフェは間違いなく
ザックくんの生まれ故郷で、ハーレムはNY。
とくれば、やっぱり生まれた国、アメリカのことを
アルバムにしてるのかなーと。

新しい発見の旅の巡業の途中、ふと故郷戻って見ると。
別の国を体験した後って必ず、自分の国について
改めて考えたり、やっぱり自分が生まれた国の良さに気づいたり。
改めて思う祖国への愛おしさ。ザックくんという人の人柄も含めて
そんな印象を受けております。

ザックくんのことをよくジェフバックリィやなんかを
引き合いに出してるのを見かけますが、ワタシ的には
もっと普遍的なソングライター。と、くれば。
むしろRon Sexsmithに近いんじゃないかなーって思ってます。
顔の系統も似てるし。ふふ。

でも、そんな素晴らしいアルバムをよそに、
ワタシがしつこく聞き続けるのは、こちらのEP。
大好きな、大好きなElephant Gunが入ってるこのEPが
一番大好きなワタシです。
他の曲も良いんですが。


Beirut/Elephant gun

とにかく。ライブで生でElephant gunが聞ける。
you tubeで見るとみんな、大合唱してるんだよねー。
何回聞いても本当に素敵な曲です。

あ。NPRでザックくんのライブ音源がありますよー。 コチラ

Posted by riri-inu at 23:35 | music:CD | comments(0)

理数系は未知な世界。
+
評価:
Ed Sheeran
Warner Bros UK
¥ 1,000
(2011-09-20)

評価:
Ben Lee
Dangerbird Spain
¥ 795
(2011-10-11)

評価:
Bon Iver
Jagjaguwar
¥ 820
(2011-06-28)

寒いですな。

本格的な冬がやってきますねー。

もう強烈な寒がりの引きこもりっ子としては
このまま春までずっとふとんで冬眠したいくらいです。

で、もう1年が終わりの月。。。
なんだか、あっという間ですね。

最近、ちょっと寒いせいか、
音楽聞くのもちょっと停滞中です。
あんまり聞こう!って思えなくって。。。
うーん、良くない傾向です。

あ。そうそうツイッターで。
ものすごいつぶやきとRTの量が多くて。しかも
140文字を目一杯使ってて。
なんだかご本人のイベントの宣伝と
そこに呼んでるSSWさんの賛美のツイートとRTばかりで。
ツイッター見るたびに疲れてしまって。

そのせいもあって。ちょっと音楽聞くのが嫌になったのかも。

でも。

甥っ子に生協になかったから教科書買ってー。と頼まれて。
タイトルが凄いんです。なんと!タイトルは「熱力学」。
走り書きで渡されたルーズリーフにわけわからん式が書いてあるし。
こんなの勉強してるんだーっと。でも、わかんないー。って思いました。
理数系はわからんですよ。

そのついでに。頑張って音楽聞こうと一緒にアマゾンで購入したのが
↑上の3つ。なかなか買えないでいたモノ達の中からとりあえず。

しかし。改めて見るとBon Iverのジャケ、凄いなー。
ベンリー君は前のアルバムが良かったんで、楽しみ。
(あ。そうそう。ロック界の3大ベン(The Bens)の中では
 結構ベンリー君が好きです。クウェラーくんも好きですが。)
エドくんもなかなか買えずにいたのでようやく買いました!

届くのが楽しみです。



Ben Lee/Get used to it

Posted by riri-inu at 16:47 | music:CD | comments(0)

グッドメロディは越える。
評価:
Kooks
Astralwerks
¥ 796
(2011-09-12)

ノエちゃんと一緒に買ったKooks。
試聴して、すごく良かったので買ってたのですが
風邪のせいで、なかなかじっくり聞く暇無かったんですが
ようやく聞き込んでいます。

すごい良いです、本当に。これ。ワタシは大好きですね。
Kooksって言えば、2枚目のコンクは買ってないんですが
1枚目のインサイドの方は聞いてて。若い!眩しい!みたいな、
やっぱり疾走感溢れたキャッチーな曲、
というイメージだったんですが、これはチョト違って、
あくまで曲とかメロディにこだわったというか。

1曲目のJunk of the heartは思わず一緒に口ずさんで
しまうようなメロディ。
7曲目のRun awayのホワホワっとしたカンジも
今までの彼らには無かったんじゃないかな?
その後の8曲目のIs it meはいつもの眩しくって若い彼ら
になってます。
で、次のKilling meもイントロでグッときます。
オ−ソドックスな曲ですが、UK好きには堪えられなメロディ。
この7曲目から9曲目の流れはとてもよいです。

でも、どの曲も本当によくできてるので
どこから聞いてもグッドメロディが楽しめます。
しかも40分も無いんで(36分くらいかな?)非常に
コンパクトに纏められてて、凄い!って思います。

あれだけ大成功してて、しかも若くって、将来有望に
見える子達だったんですが。
いろいろと調べると2枚目以降はメンバーの脱退も
あったりして、なかなかシンドい時期があったそうです。
そんな中でもバンドとしてやっていこうと
こうして出た3枚目のアルバム。

ソングライティングをしているルークくんの中にも
そんな紆余曲折を経験してきた深みがこのアルバムに
あると思います。

Kooksなんて若くて、チョトしり込みしてしまった
年取ったオバサンなワタシには意外なんですが、
じっくり聞けるグッドメロディはやっぱり
年齢も越えていくんだなー。と思っております。

UKでもギターっていうかこういう正統派ロックバンドが
どうも苦戦してるみたいだけど、Kooksには頑張って欲しいな。

日本に来るんだよね、来年。
見たいが。。。しかしノエちゃんとbeirutで
お金が無いヨ。。。
はあー。ふがいないですな、自分。
でも若い子が彼らのライブには是非行って欲しい、
と思います。


Posted by riri-inu at 18:46 | music:CD | comments(0)

長引く風邪。
評価:
Noel High Flying Birds Gallagher
Island / Mercury
¥ 1,240
(2011-11-08)

評価:
Neil Young
Reprise / Wea
¥ 491
(1994-06-16)

評価:
Bridge School Concerts 25th Anniversary
Reprise / Wea
¥ 1,174
(2011-11-01)

どうも。お久しぶりです。

先月の14日ぐらいかな?から風邪を
ひいてしまって。打合わせしたんだけど、
その時の会議室が寒かったせいだろうと。
これがなかなか手ごわい風邪で
本当にしんどかったです。暇さえあれば、寝てました。
治ったかな?って思うとまた具合悪くなったり。
会社と家の往復だけでも本当にグッタリ。
おまけにどうやら貧血起こしてたみたいで顔色が土色。。。
ようやく治ってきた今も目のクマがすごいです。。。

今日、漢方のお店に行ってきたのですが、
顔色が白いし、舌も白いみたいで
やっぱり血が足りてないって言われました。
しかも気も足りてないみたいで。
元々ワタシは血虚と気虚の両方があるみたいなんですね。
献血もダメだったり血液検査もちょくちょく引っかかったりと
血の質もあんまりよくないみたいです。

今まではお魚の比率が高かったんですが、
お肉、今までよりも食べることにした。
あと、ご飯ももう少し多目に食べるとこにしました。

そんな訳でブログ放置してました。一ヶ月近くなりましたね。。。
あんまり今日も書く気がしないのですが、
(今日もグーグー寝てました)
ま。どうせ、こんなブログ、誰も見てないだろうから。
と思って、放りっぱなしでしたが・・・。
いい加減、1コぐらいはやっておこうと。

が。
当然、音楽全然聞いてないんですよね、ワハハハハ
取りあえず、風邪引く前に買ったノエちゃんと
Kooks、と行きたいトコですが、Kooksは全然聞けてません。
ただ、試聴した時kooks良かったんで、買おうと思って。
でも聞くのはノエちゃんで手一杯でした。。。

しかも、ノエちゃんのチケット確保も大変でした。
でもマニクスでの不運を教訓として生かして
というか、運良く本当に運良くチケット確保できて。
いやあー。疲れました。

しかし、ノエちゃんのアルバム、良いですな!
ノエルらしい曲がいっぱい。
やっぱりノエちゃんの曲、好きなんですよね。
なんて言えばいいんだろう、ノエルのって
何故か、こう絶対的に惹きつけるものがあるんだよね。
なんなんだろうね、ほんと。
つい、oasis思い出しちゃって、ちょと辛いんだけどね。
でも、こうしてノエちゃんの作った曲聞けるだけでも
やっぱり幸せだなーって思う。
言葉で言えないんだけど、これはノエちゃんにしか
できない、本当に才能だよね。
もう、めちゃくちゃにライブが楽しみです。
ノエちゃんの声、意外と繊細だと思うんでツアー疲れが
チト心配。来日ライブの時も調子が良いといいなー。


If I had a gun

で。
ノエちゃん聞いてたら、何故だかニールヤング聞きたくなりました。
もちろん、After the gold rushです。
・・・偏った聞き方で申し訳ないですが、このアルバムも大好きです。
ニールヤング御大があの独特なか細い声で歌うこのアルバムが
体が弱りきって、グッタリしてる時にいいかも・・・。
と思って、ノエちゃんとニールヤング聞いてました。
ノエちゃんも好きですよね、ニールヤング御大。

その関連で。先月ニールヤングご夫妻が
主催するイベント「Bridge School Concerts」の
25周年記念のアルバムが発売されたんですよねー。
これは脳に障害がある子供達のためのチャリティとして
行われてると。
ニールご夫妻も障害があるお子さんがいるわけで
コンサートで支援してるということです。
今までのイベントの中での選りすぐりのものが
入ってるそうです。

今年もやってたよね、先月だっけ?24か25日辺りに
開催されてましたよね。ベクたんとか出てるのはどこかで見ました。

DVDの方が良さそうだよね。この場合は。
日本語字幕付きが出るといいんだけどね。
今のところ、超ビンボーですんで、
ゲットするのはまだ先になりそうですが。

CDのトラックリストは以下です。

1. Born in the U.S.A. - Bruce Springsteen
2. Too Much - Dave Matthews Band
3. Magic's in the Makeup - No Doubt
4. Gone - Jack Johnson
5. Blue Ridge Mountains - Fleet Foxes
6. Love and Only Love - Neil Young & Crazy Horse
7. Rain on Tin - Sonic Youth
8. Better Man - Pearl Jam
9. The Way it Will Be - Gillian Welch
10. Country Feedback (with guest Neil Young) - R.E.M
11. The Great Divide - Willie Nelson
12. Cry Just a Little - Nils Lofgren

1. Elsewhere - Sarah McLachlan
2. Get Back - Paul McCartney
3. A Dream Come True- Elton John/Leon Russell
4. Marry Song - Band of Horses
5. Disposable Heroes - Metallica
6. After The Gold Rush - Thom Yorke
7. The Difficult Kind - Sheryl Crow
8. Maybe This Time - Tony Bennett
9. Deja Vu - Crosby, Stills, Nash & Young
10. Jesus, Etc. - Norah Jones
11. I was Dancing in the Lesbian Bar - Jonathan Richman
12. Surfin' USA - Brian Wilson


コレ、見てるとちょっとしたロックヒストリーだよね。

それにノラさんが歌ってるのはやっぱりwilcoのジーザスだよね???

みなさまも今の時期は風邪を引かないように。
結構流行ってますが、気をつけて下さい。

Posted by riri-inu at 21:02 | music:CD | comments(4)

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